ドッグフードのリスク…原材料
ドッグフードの中には、原材料にヒューマングレードのものを使用していることをメリットとしているものもあります。 では、そもそもヒューマングレードとは何なのでしょうか? ヒューマングレードというのは、直訳するとすれば人間と同じレベルということ。 これはつまり、人間にとっても安心して食べられるレベルの原材料を使用しているという意味です。 しかし、ヒューマングレードの原材料を使用しているドッグフードはごくわずか。 言い換えれば、それ以外のメーカーは、人間には食べられない原材料を使用しているということになります。 実は、これは非常に大きな問題。 粗悪なドッグフードは原材料そのものが、その劣悪さによって病気や疾患を引き起こす原因となってしまう可能性があるのです。 人間が食べることができない原材料・・・ それは具体的にはどんなものを指しているのでしょうか? もっとも代表的な例として挙げられるのは、副産物と呼ばれるものです。 副産物というのは人間の食用に適さない部位のこと。 例えば、鶏であれば胸肉やもも肉などが人間用として使用されますが、骨などは産業廃棄物となるのが一般的です。 しかし、骨にもタンパク質などは配合されています。 鶏であれば、そういった骨や食用に適さない内臓など加工したものを鶏副産物と言います。 メーカーとしては、こういった副産物をコスト削減の為に使用します。 しかし、同じタンパク質でもその品質は劣悪です。 いわば副産物から摂るたんぱく質は「たんぱく質なら何でも良い」という概念の表れとも言えるでしょう。 また、この他には穀類の使用が挙げられます。 犬にとって穀類は本来、食べることのなかったもの。 野生の犬は穀類を自ら食べることはありません。 そんな穀類がドッグフードのカサ増しの為に使われるのがドッグフード業界の常識。 犬にとって穀類を消化するということは大変なことで、消化器官にかなりの負担がかかります。 アレルギー源にもなるので、リスクは非常に高いと言えるでしょう。 また、ドッグフードの多くは油にレストランなどで使われた使い古しの油を使っていたり、抗生剤を過剰投与してしまった肉を使用していたり、農薬が過剰に使われた野菜が使われています。 これらは人間用としては使えないので、ペットフードに使われます。 そんな危険なものが使用されているドッグフードを愛犬に与えるのは本当に危険。 ドッグフードを選ぶときは必ずヒューマングレードのものを選びましょう。